コーヒーの魅力~珈琲は健康に良い?悪い?~
こんにちは。
みなさん、コーヒーは好きですか?
私は大好きです。毎朝飲みます。多いときは1リットルくらい飲んでしまっていることもあります(飲みすぎはだめです)。
それでも、実は以前はコーヒーを好きではありませんでした。味が嫌いというよりは
「飲むとお腹が痛くなる」のが理由でしたが、今では大丈夫です(一度にたくさん飲むとたまにありますが・・・)。
なぜ私がコーヒーを飲むようになったかにはいくつか理由があります。
・好きな漫画でコーヒーのことを扱っていたから。
・30代にもなるとコーヒーを飲まなくてはいけない機会が増えるから。
・そもそも飲めるほうがかっこいい。
・健康に良いとよく聞くので。
1~3はどうでもいい理由ですので、今回は4番目の健康に良いがそもそも本当なのか勉強したいと思います。
コーヒーにまつわるイメージ
まず、世間でよく耳にするコーヒーの健康面に対するイメージをポジティブなものとネガティブなものに分けていくつか挙げてみたいと思います。
ポジティブなイメージ
・眠気が取れる
・リラックス効果がある
・集中力が増す
・ダイエットにいい
ネガティブなイメージ
・眠れなくなる
・胃があれる、気持ち悪くなる
・トイレが近くなる
この辺りが、すぐに思いつくコーヒーのイメージかと思います。
コーヒーに含まれる成分
コーヒー豆に含まれる成分は何があるのかいくつか挙げてみます。
ここで書いている効能はあくまで成分に対する効能なので、コーヒーを飲んだら必ず得られる効能というわけではないのでご注意ください。
カフェイン
コーヒーの最も特徴的な成分がカフェインです。
紅茶や日本茶にも多く含まれますが、カフェインと言ったらコーヒーというぐらい有名な成分です。カフェインには多くの作用がありますので、いくつか挙げてみたいと思います。
①集中力・計算能力の向上
主にドーパミンの分泌促進により得られる効果です。仕事や勉強の休憩時間などに取ると効率UPが期待できます。
②覚醒作用・眠気覚まし
これも有名な効果ですね。市販されている眠気覚ましの物(エナジードリンクなど)もカフェインが主成分の物がほとんどです。
最近では、昼寝の前にカフェインをとることが推奨されています。カフェインはだいたい30分後くらいに効き始めるので取ってから昼寝をするとスッキリ起きることができるとのことです。
③利尿作用
腎臓に作用して、尿の排泄を促進します。
体の老廃物は尿によって外に排出されますので、デトックス効果も期待されます。
④頭痛の改善
全ての頭痛に効くわけではないですが、カフェインには脳血管の収縮作用があるので
血管性の片頭痛や群発性頭痛を和らげてくれます。
しかし一方で、「カフェイン離脱頭痛」というものも問題視されています。
カフェインを一定期間以上大量に取りすぎてしまうと、摂取を控えたときに脳血管が拡張して頭痛が生じてしまうことが報告されています。
⑤呼吸・運動能力の向上
中枢神経に作用することで、呼吸機能や運動機能を高めてくれます。
強心作用もあるので、心肺機能も向上されます。
⑥空腹感の軽減
交感神経に作用し、血糖値を上昇させたり脂肪をエネルギーに変換するのを助けます。
その結果、空腹感を感じにくくなります。
クロロゲン酸
赤ワインなどでよく耳にするポリフェノールですが、色々な食材に含まれていることが報告されています。赤ワインに含まれているのがアントシアニン、日本茶に含まれているのはカテキンですが、コーヒーに含まれているのは「クロロゲン酸」です。
最初の二つに比べると、知名度は低いですが多くの効能があると言われています。
①脂肪の分解
脂肪の分解を促進して、エネルギーに変える効果を助ける。
②抗酸化作用
活性酸素を除去し、過酸化脂質の発生を抑制し、様々な病気の予防やアンチエイジング効果が期待できる。
タンニン
タンニンもポリフェノールの一種です。赤ワインにも日本茶、紅茶にも多く含まれています。
①消臭・殺菌効果
口臭予防や虫歯予防に役立つと言われています。
また、使い終わったコーヒーの粉を玄関・トイレ・冷蔵庫などに入れておくことで消臭剤の代わりになります。
香り成分
コーヒーに含まれる複数のアミノ酸が、コーヒー独特の香りを生み出しています。
この香り成分には、抗酸化作用やリラックス効果があると言われています。
しかし、淹れたて限定の効果らしく、5分もたつと無くなってしまうとのことです。
コーヒーのデメリット
コーヒーの成分についていくつか挙げてきましたが、ここまで読む限りコーヒーを飲むといいことばかりで飲まないより飲んだほうが絶対いいと感じます。
しかし、こんなコーヒーにもデメリットもあります。
①胃に負担になるケースもある。
カフェインには、胃酸の分泌を促し消化を助ける効果があるので、一般的には胃にやさしいものですが、空腹時や胃が荒れているときなどは胃酸で胃を痛めてしまうこともあるかもしれません。
②貧血の悪化
タンニンが、鉄イオンと結合し吸収を阻害することがあります。ただし、貧血気味の方は注意が必要ですが、そうでない方はそこまで気にしなくていいようです。
③発がん性物質を含む
これに関しては、挙げるべきか迷いました。
発がん性物質はたしかに少なからず入ってはいますが、他にも多くの食品(ゴハンやパンにも)に含まれていますし、特に加工食品にはコーヒー以上の発がん性物質が含まれていることが報告されています。
「発がん性物質を含む=がんになる」というわけではないですし、100%大丈夫とは言えないですが一般的な量では問題はないのではないかと思います。
④口臭
タンニンによる消臭効果は先ほど書きましたが、クロロゲン酸やタンニンには唾液分泌抑制作用があり、口が乾いてしまうことが口臭の原因になるようです。
口が乾いてPHが下がるとコーヒー特有の臭いが出てしまうようです。
コーヒーのおすすめの飲み方
ここでいうおすすめの飲み方は美味しさではなく、成分を効率的にとるためなどの健康に良い飲み方についてです。
①タイプ
レギュラー>インスタント>>>>>缶コーヒーなど
レギュラーとインスタントの差は香り成分の差です。
カフェインやポリフェノールに関しては大きな差はありません。
缶コーヒーに関してはミルクはまだしも砂糖や珈琲フレッシュ(植物性油脂)がかなり入っているものが多いので、飲むならブラックをお勧めします。
②焙煎度
浅煎り>>>中煎り>>>深煎り
カフェインやクロロゲン酸などの成分は、高熱に弱いので焙煎時間が長いほど成分量は減ってしまいます。極論は生豆を食べるのが一番ですが、そうもいきませんので浅煎りをお勧めします。
③挽き具合
細挽き>>>中挽き>>>粗挽き
細かく挽けば挽くほど成分は抽出されやすくなりますので、細挽きをお勧めします。
④その他
・胃が弱い方は、空腹時を避ける。ミルクをいれると胃が保護されるので良い。
・食後のコーヒーは消化を助けるので良い。
・ブラックが苦手な方はミルクを入れる。砂糖やフレッシュは極力避ける。
最後に
コーヒーの成分・おすすめの飲み方などを勉強してきました。
最初にも書きましたが、コーヒーはあくまで食品(嗜好品)なので、含まれる成分自体には色々な効能があってもお薬のように確実な効果が期待できるものではありません。
また、飲めば飲むほど良いというわけでもなく、特にカフェインは過剰摂取により
様々な不調が起こることも報告されています。
コーヒーカップで3~5杯(カフェイン400mg相当)ならば健康に影響は無いと言われていますので、飲みすぎに注意しつつ、楽しく美味しくコーヒーを飲んでください。
自分の場合、外出した際はスペシャリティーコーヒーのお店などに行くこともありますが、家で飲むときはコスパ重視のコーヒー豆を選んでいます。
カルディなども安いですが、ネットで買うとさらに格安で焙煎したての豆を購入することができるのでおススメです。
・澤井珈琲
・藤田珈琲
・加藤珈琲
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